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2025/06/14 19:00

■ はじめに
グアテマラは、中米に位置するコーヒーの名産国の一つです。火山に囲まれた豊かな土壌と標高の高い山岳地帯は、高品質なアラビカ種の栽培に最適な環境を提供しています。

この記事では、グアテマラのコーヒー豆の味の特徴や産地、飲み方のコツなどを丁寧に解説します。




■ グアテマラはどんなコーヒー生産国?
グアテマラは、国全体が火山に囲まれており、標高1500m以上の高地が広がっています。昼と夜の寒暖差が大きいため、コーヒー豆がゆっくりと熟し、甘みが強くなりやすい環境です。

主な栽培エリアとしては、アンティグア、ウエウエテナンゴ、アティトラン、コバン、サンマルコスなどがあります。それぞれの地域ごとに独自の風味があり、コーヒー通にも人気です。




■ グアテマラコーヒーの味の特徴
グアテマラ産のコーヒー豆は、「香りの豊かさ」「明るい酸味」「バランスの良さ」で知られています。

まず、香りが非常に華やかで、飲む前からフルーティで甘い香りが立ち上がります。
味わいは明るく、柑橘系やチェリー、ベリーのような透明感のある酸味が感じられることが多いです。

また、酸味だけでなく、しっかりとしたコクもあるため、飲みごたえがあり、甘み・酸味・コクのバランスが絶妙です。
「毎日飲みたくなる味」として、多くの人に支持されています。




■ 豆の種類と焙煎による違い
グアテマラでは主にアラビカ種が栽培されています。中でも「ブルボン種」や「カツーラ種」など、風味豊かな品種が多く見られます。

焙煎によって印象は大きく変わります。

・浅煎り〜中煎り:爽やかな酸味と香りが際立ち、フルーティで軽やかな味に
・中深煎り:酸味がまろやかになり、甘みとコクのバランスが良くなる
・深煎り:ナッツやチョコレートのような香ばしさが強くなり、苦味が引き立つ

自分の好みに合わせて焙煎度を変えて楽しめるのも、グアテマラの魅力の一つです。




■ グアテマラの有名産地とその特徴

● アンティグア(Antigua)
火山性の土壌と冷涼な気候により、芳醇でコクのあるコーヒーが育ちます。上品な酸味と、チョコレートのような甘さが調和した味わいが特徴です。

● ウエウエテナンゴ(Huehuetenango)
グアテマラで最も標高が高く、明るい酸味と華やかな香りが際立ちます。ベリー系や花のような香りがあり、浅煎りに向いています。

● アティトラン(Atitlán)
湖の周辺で育つ豆は、クリーンでなめらかな口当たりが特徴です。柔らかな酸味とまろやかな甘さで、バランスが良い仕上がりになります。




■ どんな人におすすめ?

・フルーティな酸味を楽しみたい人
・香りが豊かなコーヒーを求める人
・軽すぎず、飲みごたえも欲しい人
・バランス重視で、毎日の一杯にしたい人

グアテマラは「コーヒー初心者」から「こだわり派」まで、幅広い層に好まれる産地です。




■ おすすめの飲み方
ドリップやフレンチプレス、エアロプレスなど、さまざまな器具に対応できます。
焙煎度が浅めの場合は、ペーパードリップで香りと酸味を引き立たせるのがおすすめです。

ブラックでも飲みやすく、ミルクを加えても風味が崩れないため、アレンジも楽しめます。




■ まとめ
グアテマラ産のコーヒー豆は、香り・酸味・甘さ・コクのバランスが取れた、非常に完成度の高い豆です。

飲みやすく、それでいて個性もしっかりあるため、日常の一杯にも、特別な時間の一杯にもぴったりです。

これまで南米やアフリカの豆ばかり飲んでいたという方も、ぜひ一度グアテマラのコーヒーを試してみてください。
その香りと味わいに、きっと魅了されるはずです。



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